「決算書を見直して将来の資金繰りを変える!」よろず塾を開催しました!

10月20日の18時~21時、よろず塾ワークショップセミナー 「財務に強くなって、経営を安定させる!」の第2回目を開催しました。

 

秋のよろず塾は、会社の数字を把握して、経営をよくしたい方へお届けする内容で、2回開催します。

2回目は、橋本コーディネーターが担当して、「決算書を見直して将来の資金繰りを変える!」をテーマに資金調達の観点から決算書の貸借対照表(B/S)や損益計算書(P/L)の勘定科目ごとの見直しポイントについて、講義とワークを行いました。

決算書作成は税理士さん任せで、どの取引がどの勘定科目で処理されているかわからない、もっといえば興味すらない経営者の方もいらっしゃいます。

みなさんが決算書の中身を知ろうとしない理由は、決算書が過去の数字であり、税金計算の前提や金融機関への報告資料としての価値しか感じていない点にあるかもしれません。

 

しかし決算書は、提出した瞬間から会社の公式な過去実績となります。

これに基づいて銀行の融資格付がされますので、会社の将来の資金繰りは過去の決算書で決まる部分もあるのです。

 

今回のセミナーでは、「決算書の構成」に着目して、会計処理方法の違いによって決算書の定量評価に大きな差が出ることの理解を深めました。

 

前半は、前回の復習をかねて資金繰り表の作成について事例問題を解くとともに、自社での作成に必要な資料整理の方法について実践的に学びました。

後半は、本題である決算書の各勘定科目の特徴を踏まえて、会計処理ごとの財務指標への影響の違い、きちんと金融機関に伝えるべきポイントなど、すぐに使える改善手法を学びました。

受講者の方からは、

「B/S、P/Lの内容をよく理解し、決算書をキレイにする手続きをしてみたい。」

「同様(内容)のセミナーがあれば、また参加したい。」

という前向きな言葉をいただきました。

 

今回の内容が、受講された皆様の事業に少しでも活かしていただけたらと願っております。