街の自転車屋さんから世界へ
事業の現状と相談のきっかけ
● 新しい事業を始めたい
父親が営んでいる自転車屋を手伝っており、将来的には事業を承継していくつもりである。
ただ売上高が伸び悩んでおり、何とかしたいと思っていた。
● よろずセミナー
海外向けインターネットビジネスのセミナーに参加いただき、ご相談につながっている。
ヒアリングによる課題の整理
● 現状の事業状況
自転車屋さんの現状について確認。地域密着型の自転車屋さんであり、大手自転車FCチェーンなどの参入と地域の高齢化により売上が減少傾向にある。
● 後継者の目標
海外にも目を向け、自転車好きが集ってくれるような自転車屋さんにしていきたい。
もっと利益を伸ばしていきたい。
課題解決の提案・アドバイス
● 自社の強み分析
長年地元で営業を続けており、自社の強みを明確にするようにアドバイスし、SWOT分析を作成した。
● 海外への展望
将来的には、本格的な海外展開をしてみたいとの思いもある。
しかし現状では、困難であり、まずはニーズ調査をするようにアドバイスしている。
取組み内容と成果
● 事業計画の作成
自社分析を明確になるまで支援し、事業の将来イメージをしっかりと持ってもらえるようになった。
そのイメージに沿った事業計画の作成を支援した。
● 補助金制度の活用
事業計画書に基づいて、自社のやるべきことが明確になった。
小規模事業者持続化補助金の申請し、自転車好きが集まれるスペースを設置した。
● 海外向けのマーケティング調査
インターネット通信販売(e-Bay、Amazon)を利用した日本製自転車部品等のマーケティング調査の実施。
自転車のライトなどを中心に売上を伸ばしている。
まだ収益柱まではいかないが、将来性があることが分かった。
事業全体での売上が前年比20%以上の増加になっている。
事業者の声
自分たちの分析でき、強みを見つけ出すことができ、足りていないことが明確になった。
指導いただいた内容を実行して、売上もずっと増加傾向にあります。
コーディネーターより
世間の自転車屋さんの業績などを見ていると、事業を引き継がれることを心配していました。
ご夫婦で頑張っておられ、売上も上がっています。
担当:志水コーディネーター