子供たちを支えるデイサービスを形に、一からの創業
事業の現状と相談のきっかけ
● 幼稚園、児童デイサービスでの勤務を経て、自分自身で発達障害の児童を支援する事業所を立ち上げたいと考えるようになった。
許認可が必要な業態でもあり、営業所や資金の件など起業にかかわる様々な課題があった。
● よろず支援拠点ではワンストップでいろいろな相談ができると聞き来所。
ヒアリングによる課題の整理
● ビジネスプランサマリーシートをたたき台に、なぜこの事業をしたいのか、どういった強みがあるのかなど理念的な部分からボトムアップを行った。
● サマリーをもとに融資申請書類の事業計画書作成をすすめ、事業イメージを具体化していった。
● 会社設立の方法や手順、準備など専門知識が必要。
課題解決の提案・アドバイス
● この事業を行うに当たってもとになる想いや考え方を明確に、どのようなターゲットでどんなメニューを提案するのか、またキャッシュポイントはどこかなど事業の形を積み上げていった。
● 行動力のある事業主であったので、進捗や経過を確認しながら細かいアドバイスを継続。
取組み内容と成果
● それまでぼんやりとしていた事業の細部などが、ヒアリングと計画書作成の過程でクリアになり、具体化していった。
● 起業をしようと3年前から準備を進めていたものの、現場の実務内容は把握できていたが、会社設立の方法や手順、準備などの知識を提供し適切な手法を相談しながら進めることで時間の制約がある中効率的に起業準備を行うことができた。
● 計画上で出てきた問題(物件探しや人員の手配)に対しヒアリングを継続することで、優先順位が明確になったりペースメーカーの役割を果たすことができた。
● 金融関係に強いコーディネーターと共に融資申請書類を作成し、同時に開業資金の予算立て・開所当初の運営シュミレーションなどが行えた。政策金融公庫の融資も実施。
● 認可を取る為の受講なども行いながらの開業準備でタイトな中、事業者様の踏ん張りもあり許認可を受けることができた。2018年1月に開所予定。
事業者の声
現場以外の知識などこれまで全くビジネスの世界とは縁がなく困っていた私は正直に「何もわかっていません」と恥ずかしいながら伝えました。
温かく受け止めて下さり励まされて「相談してよかった」と心から思いました。
そこからスモールステップで着実に準備をしていくことができました。
専門的な知識のあるスタッフの方の助けも頂け夢の実現には「よろず支援拠点」の存在はかかせなかったです。
コーディネーターより
想いを持って来所された事業者様で、社会的にも意義のある事業の実現をできる限りお手伝いをしたいと思いました。
出てきた課題に素直に正直に対応され、次々とクリアされる実行力が素晴らしかったです。
担当:高橋コーディネーター