P社

販売計画の見直しで売上拡大


事業の現状と相談のきっかけ

● 新事業として立ち上げた食品関係部署の数字が採算ベースに乗らないとのことで相談に来所。

● 本業は順調ながら畑違いの新事業については手探りで、じっくり取り組んでいるもののなかなか業績が伸びない。

● 閉部も視野に入れながらも社員の処遇もあり基本的には継続の意思あり。

ヒアリングによる課題の整理

● 一応の数字目標はあるものの、目標数字や売上高と利益の区別などが社員に徹底されていない。

会社側の予算と現場の実情数字のすり合わせをする機会が設けられていない。

● 本業と別業種のためその業界の管理職を採用したが、意思疎通などにも問題がある。

課題解決の提案・アドバイス

● 現場の管理職からもヒアリングを行い実情を把握しながら、現実的な数字を再設定し、その過程で営業職のコミットメントも促す。

● 財務に強いコーディネーターと共に売上高と利益の関係などを見ながら、売っていくべき商材を確認、営業活動の計画を見える化していった。

取組み内容と成果

● 実行可能性のある数字計画をあらためて作ることで、今後の方向性の選択肢が明らかになった。

また部署内で数字目標が徹底され、目標に対して行動していく意識が共有された。

● 経営陣と現場の意思疎通の間を取ることで、行き違いなどを改善する必要性が認識された。

● 今後3年間の目標売上が設定され、実績の確認方法などについて方向性が定まった。

● 計画策定直後の月売上高としては前年比200%を超えるなど一定の結果が出ている。

今後の課題としては売上の継続と利益率の向上に向け継続しての支援を予定。

事業者の声

さしあたっての方向性と対策を決めることができ、事業部で共有することができました。

今後はこの継続と実績を出すことが課題だと考えています。

コーディネーターより

ハード面の整備に合わせて関係者のコミュニケーションの重要さを実感した事例でした。

また目標設定と小さくてもそれを達成していく成功体験を通じて事業継続をご支援したいです。

担当:高橋コーディネーター