蕎麦処 空庵

蕎麦職人の修業後、こだわりの十割手打そば- 生粉打ちそばの店を開業


事業の現状と相談のきっかけ

● よろず支援拠点に相談に来られている、ある女性経営者仲間から勧められて、事例発表フォーラムに参加。

その後、ご自身の事業についても相談しようと日を改めて来所。

● 6年間続けてきた手打ちそばの店の経営に悩んで3か月の休業中に再開後の次の手を考えたいということであった。

ヒアリングによる課題の整理

● 再オープンするためには、これまでと同じことを再開するのではなく、新たな戦略を打出す必要がある。

● ご本人は教師出身で勉強熱心。

これまでもチラシやHP作成、ネット販売についても学んできたが、自身の強みや蕎麦の特徴を十分整理できておらず効果的なPRに繋がっていなかった。

課題解決の提案・アドバイス

● 退職後の起業でもあり、まずは、目標とする売上金額を決めることを提案。

その目標にあった解決策を検討することに。

● 自身の蕎麦の特徴を活かすにはネット販売より自店舗のアピールをまず強化することを提案。

● 休業中の時間を活かして再開時のメニュー開発、広報の方法を複数のCoがアドバイス。

取組み内容と成果

● 自宅店舗にもCoが訪問、店舗の視認性や顧客動線の改善などをアドバイス。

自宅の庭の四季折々のお花や食材とともに、こだわりの十割手打そばを提供することをより強く意識した店づくりを実行。

● お店の特徴を十分発信しファンづくりに努めるために、HPをリニューアル。

また、手作りのチラシも作り直して、近隣地域を中心に計画的に複数回配布する。

● 4月に店舗を再オープン。

休業前の売上を上回る売上となって、事業計画で設定した3コースのうちの中程度くらいの売上を達成した。

● 現在も、それを維持・向上させるべく引き続き、頑張っている。


事業者の声

蕎麦屋を閉めようかと思っていた私が、3か月の休業中に何度も親身に相談に乗っていただき、地域に根差した蕎麦屋を目指し「もう一度頑張ってみよう」と再開の第一歩を踏み出すことができました。

コーディネーターより

山村さんの蕎麦にかける熱意と行動力は素晴らしく、コーディネーターみんなで知恵を絞って応援しています。

担当:北口コーディネーター