村上木材株式会社

経営力強化に向けて中小企業施策を有効活用


事業の現状と相談のきっかけ

● 経営力強化に向けて事業計画を作成される中、今後の会社の動きに対して補助金や助成金を活用したい。

● しかし、今まで補助金等を活用したことがなく、どのように対応すればわからない状況にあった。

● 上記の中、当拠点について知り、まずは社長自ら来訪され、積極的に相談を受けるに至った。

ヒアリングによる課題の整理

● 社長に就任して1年経過する中、様々な事業構想を検討している。

● 工場移転・設備増設、人材雇用、CAD増設、新社屋計画等。

● 補助金や助成金も活用したいが、活用実績がない。

● 補助金や助成金について、その対象や内容・実施時期等を把握し、対応を図る必要がある。

課題解決の提案・アドバイス

● まずは、自社の事業計画を整理して、何を・いつ頃実施するか明確化すること、そして経営力向上計画の作成について提案した。

● 上記と併せて、補助事業について紹介・説明した。

● その中で、IT導入補助金の申請を勧めた。

● 経営力強化法に基づく税制措置・金融支援の内容、それに係る不動産部門での経営力向上計画作成について助言した。

取組み内容と成果

● まずは、木材製品製造業として経営力向上計画の作成に取り組み、今後の事業計画・生産性向上の内容について整理を行うとともに認定を受けた。

● サービス等生産性向上IT導入支援事業に取り組み、よろず支援拠点の助言を受けつつ、ITベンダーとともに申請書類を作成し、申請を行った。

● 上記補助金の採択を受け、補助事業を実施し、完了報告を行った。

● その後、不動産管理部門事業として当社所有ビルの空調器工事を行うに当たり、既存建築物省エネ化推進事業に申請し、受理された。

● 上記に関連して中小企業等経営強化法に基づく税制措置・金融支援を受けるべく不動産事業として経営力向上計画を作成し、認定を受けた。

工事について今春実施を計画している。

《当社の主な事業部門:木材製品、建材・住器・原木・建築・不動産管理》


事業者の声

補助金や助成金を活用し事業展開したいと思っていましたが、そのノウハウがなく相談に伺いました。

その際いただいたアドバイスに基づきIT補助や金利優遇の申請をしたところ受理され、非常に感謝しています。

コーディネーターより

老舗企業の継続性と発展に向けて、新社長が中心となって積極的に事業構想の立案と実施に向かって努力されています。

結果、補助金の有効活用につながっています。

担当:福地コーディネーター