特許商品(台車ハンガー)の事業化提案
事業の現状と相談のきっかけ
● 軽トラックの狭い荷台への台車の積み方に困り、試行錯誤の末、便利な台車固定具を発明し、自身で作製
● この固定具を使うと仕事の効率が上がることから、知財総合支援窓口に相談し、特許権を取得
● 手作りの一品生産では普及できないため、今後の進め方をWebで見つけた「よろず支援拠点」に相談
ヒアリングによる課題の整理
● 非常にシンプルな構造で、低コストで製造できる会社も多いが、販路をもつ企業へのライセンス提案を優先
● 軽トラック荷台用の他にも工場や倉庫の整理整頓のためにも有効であり、提案対象を広げる検討も必要
● 特許商品は使ってみると有効性は理解できるが、比較する先行商品がなく、チラシでの説明には工夫が必要
課題解決の提案・アドバイス
● 企業向け提案書は、特許商品の効能を理解してもらうため、使用中の写真を多用して説明することを提案
● 特許商品の使用状況を動画編集し、YouTube で紹介することを勧めた
● 権利範囲がシンプルな特許であり、特許権の有効性を強調するよう提案
● 提案書案への加筆修正アドバイスを適宜実施
取組み内容と成果
● 特許取得により模倣品を防止し、特許ビジネスを展開
特許第5682049号(基本特許)、特許第5854299号(応用特許)
● 提案書作成に当たって写真を効果的に使用(チラシから一部抜粋)
● 使用状況をYouTubeで紹介し、提案書にQRコードを掲載
● QRコード掲載の提案書を試しに1社に情報提供したところ事業化検討を実施
● 1社以上のライセンシー確保が目標
※使用状況が閲覧できます→
事業者の声
軽トラックでの大きさの異なる荷物の配達において、台車を使用する時しない時を繰り返す際、台車の脱着がすぐに出来る方法が必要でした。
そしてこの発明は、マンションや物流倉庫等、色々な所に使用が広がって行くものと確信しております。
ご検討のほど宜しくお願い致します。
コーディネーターより
森村、岩田が特許流通とデザインの両面から業務改善のアイデアマン岩川さんを支援しています。
担当:森村コーディネーター
担当:岩田コーディネーター