[10月12日発行号]


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◆大阪府よろず支援拠点からのお知らせ
(1)【Google オンラインセミナー】ビジネスのこれからをつくる デジタル活用
(2)コロナ禍を乗り切るため「大阪府よろず支援拠点」の相談機能を拡充
(3)ポータルサイト「サポコネ」からのピックアップ
  ≪松原商工会議所≫

◆最新施策・セミナー情報&トピックス
(1)新型コロナウイルス感染症で影響を受ける事業者の皆様へ
(2)事業承継対策セミナー 11/19(木)
(3)令和2年度大阪府受動喫煙防止対策補助金を募集しています
(4)大阪府事業承継ネットワークは事業承継を全力で応援します

◆コラム
 「真・働き方改革」 コーディネーター 土居 伊子

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◆大阪府よろず支援拠点からのお知らせ

(1)【Google オンラインセミナー】ビジネスのこれからをつくる デジタル活用

  関西の中小企業の皆さま向けに、Google が関西地域の団体と協力し、
  デジタル活用を支援する無料のオンラインセミナーを開催します。
  大阪府よろず支援拠点の事例企業さまやコーディネーターも登場します。
  ぜひ、お気軽にご参加いただき、オンラインでの顧客獲得方法など
  自社の実践にご活用ください。

  [日時] 10月13日(火)  14:00~15:35
  [申込] https://goo.gle/2Z05mAL からお申込みください。
      ※お申し込みにはGoogle アカウント が必要です。

(2)コロナ禍を乗り切るため「大阪府よろず支援拠点」の相談機能を拡充

  大阪府よろず支援拠点は、コロナ禍による相談増加を受け、大阪府社会保険
  労務士会に委託して8月よりコーディネータを派遣していただき、雇用調整
  助成金の活用に向けた支援を含む雇用・労務に関わる課題の解決の支援を
  強化いたしました。

  府内9つの市に相談窓口を設置し出張相談会を行っています。
  門真市、枚方市、大東市、四條畷市、八尾市、東大阪市、高石市、貝塚市
  ※泉大津市は11月から

  ※相談日は各市により異なります。詳細は下記連絡先にお問い合わせください。
  https://www.obda.or.jp/wp-content/uploads/2020/08/20200901_yorozu_hakenmadoguchi.pdf

  大阪府よろず支援拠点では、相談しやすい環境を整え、経営の悩み
  どこに相談すればよいかわからない事業者を引き続きサポートしてまいります。

(3)ポータルサイト「サポコネ」 https://sapokone.mydome.jp/
   ≪松原商工会議所≫

  約80機関の情報を登録している「サポコネ」のなかから
  【松原商工会議所】を紹介します。

  金融、税務、労務、法律などの日々の経営に関する様々な問題解決を図り
  ます。その他、南河内産をPRする「物産展inまつばら」、起業に必要な
  こと(経営・財務・人材育成・販路開拓等)が学べる「創業塾」、管内の
  ものづくりをPRする「松原ものづくりエクセレント企業」認定制度など、
  地域の商工業者の皆さまを応援します。

  ↓詳しくは下記をご参照ください。
  https://sapokone.mydome.jp/organizations/940/

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◆最新施策・セミナー情報&トピックス

(1)新型コロナウイルス感染症で影響を受ける事業者の皆様へ

  大阪府よろず支援拠点では持続化給付金、雇用調整助成金など特に多い
  お問合せについてホームページに掲載しました。ぜひご覧ください
  https://www.yorozu-osaka.jp/covid-19/

(2)事業承継対策セミナー

  事業主の高齢化が年々進み、後継者への事業承継をいかに円滑に行うかが、
  大きな課題となっています。事業承継はいつ起こってもおかしくない問題
  です!
  事業承継には事業所毎に様々な個別の課題が存在します。それらを豊富な
  事例を交えながら分かりやすく丁寧に説明していきます。
  また、ご希望の参加者には後日事業所へご訪問を行い、個別・具体的な
  課題解決に向けたご相談にお応えします。是非この機会にセミナー
  ご参加ください。

  日 時:11月19日(木)18:30~20:30
  場 所:八尾商工会議所 3階 中会議室
  参加料:無料
  定 員:20名(先着順)※定員に達し次第締め切らせていただきます

 【テ ー マ】
  ・事業承継対策に待ったなし!円滑な事業承継に向けた支援策について
    大阪府事業承継ネットワーク事務局 事業承継コーディネーター
                             橋本 豊嗣 氏

  ・事業承継に係る事例のご紹介
    大阪府よろず支援拠点コーディネーター 末松 大幸 氏
    (株式会社トップコーチングスタジアム 代表取締役)

  ↓詳しくは下記をご参照ください。
  https://www.yaocci.or.jp/seminar/post-5273.html

(3)令和2年度大阪府受動喫煙防止対策補助金を募集しています

  ご存知ですか?健康増進法が改正され、2020年4月から飲食店
  「原則屋内禁煙」です。
  屋内でたばこを吸う場合は、専用の喫煙室の設置が必要です。
  大阪府では、喫煙室の設置を検討されている〔飲食店事業者〕への
  補助制度があります。

  [お問い合わせ及びご相談]
   大阪府受動喫煙防止対策補助金相談窓口
   〒541-0053 大阪市中央区本町1-4-5 大阪産業創造館2階
         (公財)大阪産業局 よろず支援拠点内
           電話 06-6266-1977(平日9:00-17:30)

(4)大阪府事業承継ネットワークは事業承継を全力で応援します
     ~10年後もきっと、輝いている~

  事業の引き継ぎはまだ早い・・・日々の仕事が忙しく後回しにされていませんか。
  後継者の育成も考えると、事業の引き継ぎには5年、10年かかるといわれています。
  公益財団法人大阪産業局では、大阪府と連携して商工会・商工会議所、
  大阪府中小企業団体中央会、金融機関、専門家など、地域の支援機関による
  ネットワーク「大阪府事業承継ネットワーク」を立ち上げて事業の承継に悩む
  経営者の皆さまのお役に立つよう、オール大阪で連携して支援しています。
  事業承継対策を検討するのに早すぎることはありません。
  今すぐ、事業承継対策を一緒に考えましょう!
  また、今年度より事業承継時の経営者保証解除に向けた支援もスタートしました。

  [お問い合わせ及びご相談]
   大阪府事業承継ネットワーク(事務局:公益財団法人大阪産業局)
   〒541-0053 大阪市中央区本町1-4-5 大阪産業創造館2階
       TEL:06-4708-7027 FAX:06-6261-5290 E-mail:syoukei@obda.or.jp
     https://www.obda.or.jp/jigyo/syoukei.html

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◆コラム「真・働き方改革」

      コーディネーター 土居 伊子

10月に入り今年も残り10週間ほどになりました。
あと2か月半と聞くより、10週間と聞く方がなんとなく焦りが出てしまいますね。

今年を振り返るにはまだ早いですが、2020年は昨日までとは違う世界にいきなり
放り出されたように感じた1年になりました。

去年の今頃はラグビーワールドカップで盛り上がっていた時期だったかと思います。
参加した国の方からは日本の開催国としての素晴らしさが伝えられ、翌年に控えた
オリンピックでも同じような、あるいはそれ以上のことが想像できました。
まさか翌年オリンピックが延期されているとは・・・。

私が主に携わっている雇用関係の分野では今年も働き方改革の対応が最も重要な内容
となっているはずでした。(今でも重要ですが、優先順位が変わりました)
ここで、2020年4月以降施行の働き方改革関連法他の主な項目内容をおさらいして
みましょう。(※施行日基準は中小企業)

1. 時間外労働の上限規制 2020年4月~
    時間外労働の上限を原則月45時間、年360時間とする。
2. 同一労働同一賃金 2021年4月~
   雇用形態にかかわらない公正な待遇の確保
3.  勤務間インターバル(努力義務)2021年4月~
   前日の終業時刻と翌日の始業時刻の間に一定時間の休息の確保に努める
4. 賃金債権時効延長(働き方改革法案とは別法案)
   賃金債権の時効が変更となり、未払賃金(残業代等)の精算が2年から3年に
5. 月60時間超の時間外労働の割増率引上げ 2023年4月~
   月60時間を超える時間外労働に係る割増賃金率を50%以上とす

長時間労働の是正が主な内容になりますが、皮肉なことにコロナ禍で働き方改革は
一気に進んだ感があります。
これから先、少子高齢化に加えてコロナ禍を生き延びるためには。法律が変わるから
変えないといけないのではなく、これを機に組織の在り方を積極的に見直すきっかけ
にされてはいかがでしょうか。

例えば業務内容の見直しです。
商品在庫は定期的に決算や確定申告の際に棚卸をしますが、仕事の内容はどうでしょうか。
以下のような業務の棚卸をする時間はあるでしょうか?
1.E:Eliminate(無くせないか)
2.C:Combine(纏めることができないか)
3.R:Rearrange(順序の変更はできないか)、Replace(置き換えられないか)
4.S:Simplify(簡素化できないか)

「E」>「C」>「R」>「S」は考える順序であると同時に「効果の大きさ」の順番
でもあります。
E(無くす)の前に注意が必要なのは「無駄なこと」と「丁寧なこと」を区別する
ということです。

区別するときに必要なのは「なぜそれをやるのか」と問うことです
この問いがなくなると、「とにかく残業を削れ!」「とにかくIT化!」「とにかくテレワーク!」
あるいは「とにかく補助金!」となってしまい、手段が目的になってしまいます。
私自身も気が付けば「なぜそれをやるのか」と問う前に「これさえやっておけば大丈夫」
といったものを求めてしまうことが多々あります。
ただ法令順守するだけの働き方改革ではなく、今後の会社の将来を見据えた「真・働き方改革」
を実行しましょう。
従来の働き方を一度整理整頓し、俯瞰してみるには第三者に相談することも有効な手段です。
これを機に一度自社の働き方を見直したいという方は大阪府よろず支援拠点にご相談ください。