Y社

事業再生に向けての支援(継続支援)


事業の現状と相談のきっかけ

●2015年からの継続支援金融機関約10社からの借入があり、借入残高が年商の数倍になっていた。自社の経営努力では、立て直しが困難であり、事業再生に向けての相談を受けていた。
●再生支援協議会メインバンクと連携し、再生支援協議会への持ち込みを行った。

ヒアリングによる課題の整理

●再生支援協議会の関与メインバンクと連携し、持ち込むためのアドバイスを実施してきた。2016年に再生支援協議会の関与が決定し、事業再生へ向けて動き始めた。
●経営者としての意識改革再生支援協議会の関与が決定しても、まだ実感を持てていない状況であった。

課題解決の提案・アドバイス

●経営者の意識改革

経営者として現状の実感をしっかり把握していただいた。また事業再生に対しての経営者としての心構えをアドバイスした。
●経営者へのサポート

初めての事業再生に当たり、担当のコンサルタントにも聞けない不安を持っている。その不安を第三者視点からアドバイスした。

取組み内容と成果

●スムーズな事業再生へのサポート(セカンドオピニオン役)
よろず支援拠点としては、直接事業再生に関与することはない。しかしながら、相談者としては、初めての経験であり、関係者への直接聞きにくい不安などをいただいている。よろず支援拠点としては、その不安を伺い、第三者的視点に立って、相談者の不安を取り除く支援を実施した。相談者が前向きに事業再生に取り組むことができるサポートができた。

●事業再生のスタート
再生支援協議会の関与から、事業再生計画書の全行同意が得られたことを確認した。現在、事業再生計画に沿って順調に進んでおられることを確認している。

事業者の声

他の専門家に聞きづらいことを気軽に聞けて良かった。

また初めてのこともあり、不安に思うことがあったが、第三者の意見を聞けて安心できた。

コーディネーターより

2015年と比べて、社長の雰囲気が変わられたことが印象的でした。

再生計画を作ったことがゴールではなく、これからが本当の始まりです。

これからの事業の立て直しに期待しております。

担当:志水コーディネーター