株式会社ふたごじてんしゃ

ふたごママの想いを事業化するため、創業を実現!


事業の現状と相談のきっかけ

●双子を持つと気軽に外出することが難しくなった経験から、双子を乗せられる自転車を自分で開発・試作。
●しかし試作してくれたメーカーが製造できなくなり、メーカーを探すため当拠点に相談。
●また将来の事業展開についてどうするか、決めかねていた。

ヒアリングによる課題の整理

●事業化には慎重だったが、双子を持つ母親がもっと楽しく子育てできる社会にしたいという信念が伝わってきた。
●事業化にはメーカーなどの外部協力者が不可欠であり、協力者を獲得するため、ビジネスモデルを明確にする必要があった。
●相談者の強みが、本人が利用者視点のニーズを理解していることと、顧客となる母親の声を集められる立場であった。

課題解決の提案・アドバイス

●ビジネスモデルを整理し、その中で自分がどのような立場に立てばよいかを一緒に検討していった。
●相談者がパートナー企業を探す過程で、理念の共有やリスクについての注意点、進め方などのアドバイスを
行った。
●事業化を進めるにあたり、経営の知識を体系的に習得した方がよいと判断し、創業スクールを勧めた。

取組み内容と成果

●最終的には、メーカーとなるのではなく、利用者の立場で開発に携わる方向で進めることとなった。自分の立ち位置が明確になったことで活動に集中できた。具体的には、ふたごじてんしゃの取組みを多くの人に知ってもらうためと、開発者として双子の親のニーズ収集のためにイベント等への積極的な参加を続けている。その中でビジネスに賛同してくれるだけでなく、活動を手助けしてくれる人達とのネットワークが構築できた。
●創業スクールを受講し、よりビジネスのビジョンが明確になり、創業(法人化)につながった。
●自分がしたいことが明確になったことから、思いを理解してくれるメーカーと連携でき、自転車の製造が現実的となった。


事業者の声

ニッチな事業で技術的課題もあり、多くの否定的な意見でくじけそうな中でやっと見つけた居場所でした。

耳を傾け、情報を頂き、段階に応じた課題設定をして頂きました。

おかげで、自分の力を信じ歩み続ける事が出来たと思います。
感謝しております。

コーディネーターより

子育てを楽しくという熱い想いに加えて、並外れた行動力で、事業化の障害を乗り越えつつあります。
自転車が普及されるのを期待しています。

担当:岡﨑コーディネーター