個人事業者が世界にネット販売を通じ販路拡大
事業の現状と相談のきっかけ
●四條畷市商工会に相談に行ったことがきっかけである。
●相談を受けた担当者が、海外販路について大阪府よろず支援拠点で支援をしていることを知っており、紹介されたことがきっかけであった。
●海外の貿易に関する専門知識を知りたくて相談に来られた。
ヒアリングによる課題の整理
●貿易の経験もほとんどなく、輸出する国により規制が大きく変わっている。
●取扱い商品に合わせた輸出国の選定と貿易システムの組み立てが必要であった。
●日本製バイクパーツは、友人がバイクショップを経営しており、そこからの仕入が可能であり、バイクパーツを中心商品に据えている。
課題解決の提案・アドバイス
●海外ネット販売に慣れるバイクパーツに関しては、国によりさまざまな規制の可能性がある。まずは日本の雑貨から始め、出展者評価を得ることを提案した。
●今後の進出国の選定バイクパーツを販売していくにあたり、各地域の貿易規制や注意点などを説明し、相談者と一緒に展開していくべき国を決定した。
取組み内容と成果
●日本製の雑貨販売を開始
日本のリラックマ製品など自宅で不要になったアイテムを中心に、海外のeBay(海外のネット販売サイト)にて雑貨販売を開始した。
平成28年12月末の出展者評価としては、eBay においてPositive feedback率が100%と高い評価を得ている。アメリカを中心に、すでに80アイテムの販売を行っている。
●平成29年よりバイクパーツの販売開始雑貨販売での実績評価を利用し、本格的にバイクパーツの販売を展開していく。すでに仕入先との話し合いが済んでおり、1月よりeBayにて、販売を開始していく。当面の販売国としては、オセアニア地域(オーストラリア・ニュージーランド)をターゲットとする。
事業者の声
対象国に関する輸出規制などの情報を提供していただいて大変助かった。
今後も新しい国に輸出する際には相談したいと思っています。
コーディネーターより
ECを利用した海外への個人取引は、まだまだ数が少ない状況である。
相手国のニーズを把握すれば、事業拡大を期待できる。