株式会社WINGED WHEEL

「直火の炎」復活ストーリー第2章!更なるチャレンジと躍進!


事業の現状と相談のきっかけ

●当社は、5 代目女職人が「直火の炎を絶やしたくない」との想いで復活を目指す、日本最後のランプ製造会社。
●昨年度は、当拠点で相談しながら経営計画を策定し、事業の方向性を整理した。また、パンフレットやチラシの作成、マスメディア等を活用した情報発信により、認知度を向上させることができた。
●次の課題として、生産の安定化や収益性の改善が浮上し、継続支援を行うこととなった。

ヒアリングによる課題の整理

●現状を分析したところ、以下の課題解決に優先的に取り組む必要があると分かった。
【生産の安定化】
・老朽化した金型の修復

【収益性の改善】
・価格設定の見直し
・自社オリジナルブランドの確立と新商品の開発
・新しい販路の確保

課題解決の提案・アドバイス

●金型修復のための資金調達・認知度向上・マーケティング調査のため、クラウドファンディングへの挑戦をすすめ、連携支援機関の一つである「FAAVO大阪」をご紹介した。
●自社ブランドの確立と新たな販売ルート獲得のため、小規模事業者持続化補助金への再チャレンジを提案した。
●卸売だけでなく、直販の販路確保を提案した。

取組み内容と成果

●小規模事業者持続化補助金に2年連続で採択された。
●「FLAME SENSE」という新ブランドを立ち上げ、日本各地の伝統工芸とコラボしながら現代のランプ作りを始めた。
●「FAAVO大阪」でクラウドファンディングを行い、2ヶ月で目標額を超える2,803,000円の調達に成功した。これにより、早速金型修復に取り掛かることができた。また、FB等を使った告知により、全国に多くのファンを獲得できた。
●モード系ファッション雑誌「装苑」への商品掲載、最先端のクリエイターが集まる高感度ギフトショー「Active Creators」への出展も決まった。
●現在、同じようなターゲット層の嗜好品型製品とのコラボ販売についても、話をすすめているところである


事業者の声

自社ブランドの確立に向けて様々なアドバイスを頂いています。

自分の考えや悩みを相談し、具体的な例を上げてアドバイスを頂いたり、客観的意見を頂く事でいつも助けて頂き、前を向いて頑張れています。

コーディネーターより

幾多の苦難を乗り越えてきた別所さんには、何があっても乗り越える芯の強さとまっすぐな信念を感じます。
会う度に器が大きくなっていく、今後が楽しみな経営者です。

担当:谷村コーディネーター