一浄

「場の浄め師」育成に事業再構築補助金を活用


事業内容

神社仏閣の洗い、ハウスクリーニング、「場の浄め師」育成

令和3年度支援事例

事業の現状と相談のきっかけ
  • 2018年、新しい事業分野への展開に関する相談で来訪されるようになった。
  • 独自ノウハウで調合した洗剤を使って、他社が落とせなかった汚れも落とせる。同業者が諦めたレベルの汚れも10分できれいになる。
  • 木造の神社仏閣の汚れを落とす「灰汁洗い」もできる。
  • 洗浄剤の使い方を対面で教えて技術者(場の浄め師)を育成する技術講座を始めていた。
ヒアリングによる課題の整理
  • コロナ禍で対面講習が難しく、各人の成長に合わせた個別指導は多くの時間を取られる。技術講座の非対面化と効率化が課題である。
  • 講座の授業料が高額となること、全国から学びに来るための交通費負担など学びやすさに課題がある。
  • クリーニングの依頼が増える中で、田野代表自身は神社仏閣の灰汁洗いに注力したい意向があり、そのための時間捻出が必要である。
課題解決の提案・アドバイス
  • 「場の浄め師」の育成を実地指導と座学学習を分け、座学をWEB講座化する。
  • ハウスクリーニングを講座修了生に外注できる体制づくりを進める。
  • 田野代表は技術的難易度が高く差別化できる神社仏閣の「灰汁洗い」に注力する。
  • 上記のWEB講座化や広告宣伝費に関して、事業再構築補助金を活用するため、事業計画書を作成していく。
取り組み内容と成果
  • 事業に関するヒアリングを複数回重ねて、田野代表自身の強みを含めたSWOT分析を行った。
  • WEB講座で座学と教材を用いた練習の後、スクーリング形式での実地指導を行う講座全体の流れや、講座修了後も講座生に対して情報共有する場の創造など内容を具体化させた。
  • 会社のために長年働いた人が、定年や独立でセカンドキャリアを歩むとき、ライフワークを目指す選択肢を示してあげたいという代表の想いがある。その気持ちが広く届くような事業計画を検討し、事業再構築補助金(第2回)に申請した。
  • 補助事業計画が無事に採択されたことで、現在はWEB講座の構築に向けて補助事業を開始されるとともに、全国からの受講者を募っている。
  • 福岡や東京、長野などからホームページや代表のブログを見た複数の受講希望者がおり、今後も更なる飛躍が期待される。

事業者の声

当方( 相談者)がどのような目的意識を持ってどうありたいかを相談しているうちに、自ずとこれからの方向性の気づきを得ることができました。感謝しております。

コーディネーターより

洗浄・浄化技術の高さに加え、田野代表の人格、行動力が素晴らしいです。毎回、着実に実践される姿勢が結果に出ています。志の実現に伴走していきます。

担当:橋本コーディネーター