有限会社プロシード不動産販売

長年の釣り人の悩みを解消する宿のサブスクリプションサービス


事業内容

不動産業・宿泊業

令和3年度支援事例

事業の現状と相談のきっかけ
  • 2003年設立。不動産事業を展開。民泊事業にも参入し、繁忙期には月間1300万円を計上していたが、コロナ禍で90%以上の売上減となり、撤退を余儀なくされた。
  • 新たな柱の構築を模索する中、趣味の釣りから着想を得て、かねてより構想していた「釣り人の宿」事業に着手することを決断。事業化を目指し、長年の釣り仲間と来所された。
ヒアリングによる課題の整理
  • 釣り人が気軽に仮眠できる個室の宿泊施設を複数の釣りスポットに作ることで、長時間運転による事故など、長年釣り人達を悩ましてきた問題を解決したいとのこと。
  • 事業化に向けて現状分析と課題整理を行った結果、認知度の向上、参入障壁の構築、差別化したビジネスモデルの確立が課題であることを抽出した。
課題解決の提案・アドバイス
  • ミュージシャンなど多彩な顔ぶれの釣り仲間をはじめ、長年の釣り活動で培ったネットワークを最大限に活用し、情報発信すること。
  • 長期の視点にたって顧客との関係を構築し、釣りを核としたコミュニティづくりを目指していくこと。
  • 事業再構築補助金の申請を提案。事業計画を策定する過程でビジネスモデルを確立していくこと。
取り組み内容と成果
  • 音楽業界、釣り業界の有名人に、事業内容をプレゼンし、賛同を得ることができた。自身らのSNS等での、広報・宣伝活動に協力していただける運びとなった。
  • 料金体系にサブスクリプション方式を導入。手ごろな価格で長く利用していただけるように設定した。
  • イベントオーガナイザーでもある釣り仲間・中村氏が当事業のプロモーション責任者として参加。「オンライン釣り塾」などのイベントを複数企画中。オンラインを活用したコミュニティづくりの礎を構築し始めている。
  • 事業再構築補助金に採択された。舞鶴、湯浅、香住の物件を取得し、改装工事に取り掛かっている。

事業者の声

事業計画を策定していく中で、他者と差別化していくことの重要性を実感しました。まだ始まったばかりですが、策定した事業計画をもとに、より強いビジネスモデルを構築していきたいと思います。

コーディネーターより

趣味でつながった二人が、同じ趣味人たちの持つ課題を解決すべく、新事業を立ち上げられました。楽しそうにビジョンを語るお二人の姿を見て、ポ ストコロナ時代に光を照らすサービスとなる予感がしています。

担当:黒田コーディネーター