Q社(匿名)

経営改善への取り組みを伴走支援


事業の現状と相談のきっかけ

● 産業用機械の製造で、長年の実績を築いてきたが、最盛期より売上が減少し、資金繰りが厳しくなり、金融機関の勧めもあって来所。

ヒアリングによる課題の整理

● これまで前年実績をベースにした安易な売上計画で資金繰りを予測していたため、実際の売上が計画を下回ると、資金繰りに窮する状況となっている。

● 一方、資金繰りは古参の役員に任せっぱなしで借入れが増加。

● 社内の情報共有がうまくできておらず、危機感を共有できていない状況。

課題解決の提案・アドバイス

● 社長の意思決定と強いリーダーシップのもと、全社で危機感を共有し、経営改善に取り組むこと、当拠点では継続的に進捗状況をモニタリングすることを提案。

取組み内容と成果

● 金融機関に交渉するためにも、説得力のある、きちんとした計画や見通しを作成することが必要。

 

①今後5年間の事業計画をもとに金融機関とリスケ交渉。

②関係取引先との回収条件等交渉。資金繰り状況を見える化。

③ABCランクで把握した具体的な売上計画を策定、社内各部門のアクションプランを明確にし、経営改善に取り組み中。


事業者の声

これまで、経営改善のために、営業力の強化、受注案件の確保を意識してきましたが、資金繰りを含めた社内マネジメントや情報共有のあり方にも多いに改善の余地があることが分かり、何をすべきかが明確になりました。

コーディネーターより

社長の経営改善に取り組む強いご意思を確認し、それならばと、よろず支援拠点でも複数のCoで伴走支援させていただいてます。