Y社(匿名)

資金繰り管理の改善で金融機関交渉力を向上


事業の現状と相談のきっかけ

● 相談者の兄が代表を務めるが、定年退職を機に会社を手伝うようになったところ、赤字体質の収益構造であった。

● 建設業に疎い部分もありながら経費削減などに取り組む中、大きな賠償金支払いが生じて資金繰りが厳しくなってきた。

● 資金繰り改善と収益性改善の方法を知りたい。

ヒアリングによる課題の整理

● 当面の手許資金が枯渇する可能性があり、資金の管理強化と資金調達が課題。

● 「激安」を売りにしているため、低単価を仕事量でカバー。

人手が足りず不慣れな者が施工する結果、毎年のように賠償問題が発生していた。

受注単価を引き上げることが課題。

課題解決の提案・アドバイス

● 金融機関に対して自社の現状、今後の見通しを根拠に基づき説明したり、自社の状況を的確に把握するため、資金繰り管理の手法や説明のコツをアドバイス。

● 受注単価引き上げのため、当社の「職人の質の高さ」「豊富な施工実績」を前面に打ち出した広報活動の実施をアドバイス。

取組み内容と成果

● 複数回の相談とよろず塾ワークショップセミナーを活用して、資金繰り表作成や資金管理についての知識とノウハウを積極的に吸収された。

それを反映させて毎月の支払予定が一覧できる資料を作成いただき、支払い予測や金融機関への説明の仕方などを確認することができるようになった。

● 結果として、これまで取引のなかった金融機関との交渉で借り換え融資を実行し、資金繰り難を無事乗り切った。

さらに、借り換え前の金融機関とも関係性を継続することができており、次回の融資取り組みを打診されている。

● WEBページが「職人の質の高さ」「豊富な工事実績」を前面に打ち出したものにリニューアルできた。

これまで以上にお客様に安心感を与えることができ、仕事を依頼したくなるWEBページへと変化した。


事業者の声

コーディネーターが第三者の立場で客観的なアドバイスをしていただけるので、会社の中では一人で考えているところから視野が広がりました。

コーディネーターより

刷新された企業イメージで受注単価が向上し収益改善効果が出るまで、安定した資金繰りを実現されることを期待します。

担当:橋本コーディネーター