[12月25日発行]


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◆大阪府よろず支援拠点からのご案内
 年末年始のお休み 12/29(火)~1/3(
 年初は1/4(月)からスタートです。
◆新春 講演会のご案内
◆コラム
 「2020年を振り返り、2021年に備える」 コーディネーター 高橋 佐和子
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◆新春 オンライン講演会のご案内
■(1/28開催)知の巨人が語る「これからの中小企業経営に必要なグローバル人材」
https://www.sansokan.jp/events/eve_detail.san?H_A_NO=32518

1万冊以上の書籍を読破し、多くの著書を持つ「現代の知の巨人」と呼ばれる
出口治明氏。「還暦ベンチャー」として本で初めてのインターネット生命保
険会社を上場させる。現在は立命館アジア太平洋大学(APU)学長として
企業のこれからの成長に必要な多様性を高めるグローバル人材の育成に尽力。
出口氏が語る「これからの中小企業経営に必要なグローバル人材」とは。

■(1/20開催)IoTリーンスタート!Webセミナーコロナに克つ!
チトセ工業・HCIの戦略と奮闘
https://www.m-osaka.com/jp/event/detail/001377.html

さあ、困った。経済活動か感染症対策か。コロナ禍でこの2つの課題に対して
DX(デジタルトランスフォーメーション)や製品であるロボットを武器に事業を
成長させる2社の戦略と奮闘について学ぶ。

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◆コラム「2020年を振り返り、2021年に備える」 コーディネーター 高橋 佐和子

 新型コロナウイルスに翻弄された2020年も暮れようとしておりますが、事業者
の皆様におかれましては、どのような年の瀬を迎えられているでしょうか。
感染拡大の第三波を迎え一層の警戒を強める中、政府が22にまとめた12月の
月例経済報告では、個人消費の基調判断を「一部に足踏みもみられるが、総じて
みれば持ち直している」に引き下げられました。3カ月ぶりの下方修正を受けても、
輸出はまだ堅調であることなどから全体の総括判断は据え置きではありますが、
ヨーロッパ・アメリカでの状況を見ているとこれも予断を許さない状態です。

 21に閣議決定された2021年度予算案は、一般会計総額が3年連続で100兆円
を超える巨額となり、国債発行に頼る構造です。未曽有のコロナ禍を乗り切るため、
財政出動は避けられないのですが、ここで経済の回復が見込めなければ、考える
に恐ろしい正念場をわが国は迎えています。本の多くを占める中小企業の
本当に過渡期に来たと感じざるを得ません。

 来年度の経済対策の枠組みが発表されています。中小企業には特に
 (1)新たな常下での中小企業支援
 (2)地域経済の強化と一極集中是正
のテーマのもと多くの施策が拡充されてきますので、こういった資料を参考に、
来年以降の方針を考えるお正月にしてはいかがでしょうか。
https://www.meti.go.jp/main/yosan/yosan_fy2021/pdf/keisanshoyosan1.pdf

 最近よく、進化論のダーウィンの「強いものが生き残るのではない、変化
できるものが生き残るのだ」という言葉を思い浮かべます。みながそれぞれに
大変だった2020年。けれどこのピンチをぜひチャンスに転換するべく、前向き
に新しい年を迎えたいものだと思います。

ひとりでしんどいな、次にどうすればいいかが浮かばないな、と思われる場合も
あると思います。そんな時にはぜひお気軽によろず支援拠点にご相談ください。