一般社団法人痴漢抑止活動センター

「私は泣き寝入りしない」の意思表示で痴漢を未然に防ぐバッジの開発販売


事業の現状と相談のきっかけ

●活動継続のために、ボランティアではなく事業として取り組みを希望。事業経験がないため経営サポートを得るために相談に訪れた。
●商品の企画、製造、販売、営業経験が全くない。ビジネスとして、完全にゼロからのスタートだった。
●特に販路開拓知識は皆無。営業に関して苦手意識が強い。
●会社形態についても決めかねており、相談を希望。

ヒアリングによる課題の整理

●クラウドファンディングとクラウドソーシングを活用し、製品(缶バッジ)はできた。
●多数のメディアに取り上げられ、見込み需要も判明。ターゲットも絞り込めている。
●しかし、販路開拓に向けての根本的な方法が分からない。
●営業経験者がおらず、企画に頼りすぎの傾向がある。
●一人で活動しているため、自分の行動が、事業拡大に向けてベクトルが合っているのか判断がつかない。

課題解決の提案・アドバイス

●相談者はライターが本業のため、プレスリリースを活用してマス媒体のアプローチを推進する。
●販路獲得として、商工会議所主催のマッチングイベントへの参加を促す。持参するチラシ作成のアドバイスをする。
●コンビニエンスストアにターゲットを絞り、直接バイヤーへ自社紹介状を送付する。
●様々な販路候補の行動進捗を毎月確認し、現状と今後の対応、方向性を再検討する。

取組み内容と成果

●当初はご本人が得意の文章を駆使してメディアにも多数取り上げられ、順調に進むだろうと安易に考えている点が見受けられた。しかし実際は販売にも販路拡大にも中々繋がらず、リアル店舗での展開が必要であることを認識された。
●再度ターゲット選定から見直し、コンビニエンスストアの駅ナカへの販路ならびにターゲット女性の保護者の来店が多いスーパーマーケットへ絞り営業活動を開始。しかし営業経験がないため、下記にも記載のお手紙作戦と、バイヤーへアプローチできるマッチングイベントで参加しアプローチ。
●結果、今年は大手GSMのイオン、イトーヨーカドーでの売場展開に成功した。今年度は是が非でもコンビニに販路を拡大したい。


事業者の声

「痴漢抑止バッジを必要としている人に届けたい」の一心でやってきました。

褒め上手な森さんに出会ったおかげで、挫けず頑張ることができました。

コーディネーターより

コーディネーターの2人で担当させて頂きました。

当初は思っても行動できないこと、できない理由探しが少なからずありましたが、今では全く心配ありません。

担当:森コーディネーター

   和田コーディネーター