株式会社廣川

創業123年 老舗昆布佃煮店の後継者による社内体制再構築


事業の現状と相談のきっかけ

●相談者は、専務取締役の廣川昌平氏。
●ここ数年売上は横バイ~ダウン傾向にあり販路開拓が必至であるが、過去の隆盛と手法を払拭できずにやや胡坐をかいた営業部門をテコ入れしたいとの思いから相談に訪れる。
●社員の入れ替え頻度も多く営業部門、製造部門の明確な人事考課制度構築をしたい。

ヒアリングによる課題の整理

●販路拡大に向けての営業体制が構築できていない。
●営業メンバーが1名であり、相談者自身も営業経験者ではないため改革を強く打ち出せない。
●経験年数による根拠のない人事考課制度であったため、基本フォームを構築。

課題解決の提案・アドバイス

●営業日報を作ることを提案。新規、既存、訪問時の行動内容、時間、相手担当者などを記載したものを作成し、必ず管理者として相談者が確認することとする。
●新規開拓目標を設定、新規開拓日を決定、毎週の行動計画を作成したうえで週次のミーティングで確認するようにした。
●人事考課制度はたたき台を作成し微調整を繰り返した。

取組み内容と成果

●当初は相談者も営業経験がないため、既存営業マンに強く対応できなかったが、自身も率先して営業活動をし、新規開拓の重要性を何度も繰り返し説明し徐々に行動に変化がみられるようになってきた。
●また新人の営業マンを一名採用し、ベテランの営業マンを教育担当にしたことにより行動に変化が見られた。
●新商品開発にも着手し、阪南大学や地域企業とも連携しオリジナリティのある商品を目指している。
●新規事業として、百貨店へお惣菜店を出店し自社製品並びに惣菜販売をスタートした。


事業者の声

経営全般で、支援して頂いております。

今期は新事業にも進出しておりますので、今後もご支援をお願い致します。

コーディネーターより

相談者は後継者の専務。先祖が残してきてくれた事業をさらに存続させるため、経営改善に取り組まれ、果敢に新分野に挑戦されておられます。

担当:森コーディネーター